株式投資

○○ショック・崩壊時に使える空売り!

「空売り」とは?

前回は信用買い取引に関して解説させていただきました。今回は逆の信用売り取引 (空売り)についてお話しをさせていただきたいと思います。

まず空売りの仕組みについて解説いたします。空売りとは、証券会社から元資金の約3倍の株式を借り受け、株価が下がった時に買い戻すという流れです。借り受けた時の約定価格と下落時の買戻し価格の差額が利益となります。FXで言いますとショートポジションを持つことと類似しています。スワップポイントの支払義務が発生するように、空売り取引では貸株料を証券会社に支払います。そのためなるべく数ヶ月以内に下落すると予測できる銘柄を狙わなければいけません。

空売りの例

A社 1株=1000円

借り受け株数: 3000株 約定価格: 300万円

株価: 1000円 ↓

株価: 900円に下落  ここで買戻し。

差額: 100円 借り受け株数 3000株のため利益は 30万円

上記の例で逆に株価が上昇した場合は評価損となり委託保証金維持率が下がり差額によっては追加保証金が発生します。

下落を狙った取引時の判断基準とは

最高値を狙うのが鉄則!

基本的に空売りする際は、市場全体の傾向を判断しなければいけません。例えばここ数年ではどうでしょう。アベノミクス効果やトランプラリーで市場は上昇傾向にありました。東証一部の堅い銘柄でさえも値幅がリーマンショック直後と比べて1000~1500円以上も上昇しました。この間に空売りはかなり危険と判断できます。判断基準の難易度は高いですが、ここで参考となるのが日経平均やニューヨークダウの過去のデータです。

特にニューヨークダウは2018年に過去最高値を記録し、日経平均も2万4000円台を記録しました。ここを境に2018年年末に日経平均は一時2万円を割る 1万8000円台に下落しました。これらを観察するとニューヨークダウとの連動性が見受けられます。全ての日本株銘柄に確実に反映される訳ではありませんが、大抵の場合はニューヨークダウが一度ピークに達し、大幅に下落した流れで日経平均も下落し各銘柄株価も下落すると判断できます。

これらの下落時を機会に短期トレードで空売りを仕掛けるという方法が望ましいと言えます。

信用取引は短期トレーダー向きでもある

規定期間内での強制決済義務の観点から、信用取引での買いと空売りはFXでいう両建てと同様にリスクヘッジで運用することがローリスクにつながります。各買いと空売りポジションを保有することにより週〜1ヶ月の間、相場が上下いずれかに動いても最低限の利益又は最小限の損切りでクローズすることができます。これを繰り返すことによりコツコツと利益を積み重ねていくことが現物取引にはない信用取引の面白さでもあると思います。

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