外国為替・FX

覚えておきたいFX用語 その2

「新規売り」編

前回に引き続き、今回は新規売りを初めておこなった時のお話です。

当時はギリシャの債務危機でユーロ圏及びヨーロッパ経済が注目されておりました。2015年の春から夏辺りでしょうか。私はドル/円でショートしました。ドルの場合はポンドやユーロに比べボラティリティが低いので万が一相場が強気のままの場合にリスクが抑えられると考えたためです。1ドル=122円台でのエントリーでした。その後 一時的に 124円後半まで上げて -210Pipsの評価損状態が続きましたが、最終的に 118円辺りまで値を下げ 約+400Pipsでクローズできました。

ここで新規売りのルールを説明します。

新規売りとはなるべく高値でエントリーし、相場の下落後のなるべく安値でクローズすることによって利益を得るというものです。株式投資の世界では信用取引での空売りという取引方法と言われております。*株式投資記事参照

例にしますと、手元資金100万円の10倍のドル通貨をFX業者から借り受けて、市場に流します。1ドル=100円で新規売りでエントリーした場合 その後相場が崩れ 1ドル= 99円となった場合 +100Pipsで評価益表示されクローズすることで 1円の利益確定となります。結果、手元資金が100万円→110万円に増えます。

しかしエントリー後、相場が上がり1ドル=101円になった場合 -100Pipsとなり評価損と表示されます。手元資金は100万円→90万円と表示されます。この際にクローズした場合は損切りとなり損失確定です。相場が下がるまで待つ場合はクローズせずポジションを保有し続けることも可能です。

また、新規売りではスワップポイントをトレーダー側が支払わなければならないことが大抵の通貨ペアで発生します。そのため長期でショートポジションを保有する際は注意が必要です。

                     *スワップポイント記事参照

ここで出てきた用語

新規売り=ショート=空売り

ボラティリティ= 価格変動率 *計算方法は様々になりますが、FXの世界では各通貨ペア 短期・中期・長期目線での値幅基準で判断することが通常です。

強気相場= 市場が上がりやすい傾向状態

弱気相場 = 市場が下がりやすい傾向状態

                       *チャート分析記事参照

基本的に新規売り取引はFX初心者にとっては難しいです。しかし前回解説した新規買い(ロング)と今回解説した新規売り(ショート)を同時におこなうことによってリスクヘッジに繋がることも理解できます。

例えば 2013年辺りからのアベノミクス効果と日銀(中央銀行)の量的金融緩和で市場は強気となり、FXトレーダーの多くはロングし続けました。しかし、2016年のブレグジット (イギリスE.U離脱)やアメリカ大統領選挙などで一時的に弱気相場になりロスカットが続出しました。仮にショートポジションを多くのロングポジションの中で1つ2つ保有していたらロスカットは防げたかもしれません。

やはり初心者であっても新規買い(ロング) はもちろんのことながら新規売り(ショート)取引方法を理解することは必要かと思います。

これらの取引ルールを理解した上でFX取引に挑戦してみましょう。

不安な場合は まずはバーチャル取引をおすすめします。

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