外国為替・FX

ファンダメンタルズ分析とは?

一般的にファンダメンタルズ分析とは、為替に関連するニュースから相場を読むことを言います。中央銀行の政策発表、雇用統計といった経済指数、選挙等の政治に関するニュースも関係してきます。時としてバブル崩壊やリーマンショックといったレベルとなることもあります。

最近の例ではブレグジット(イギリスE.U離脱)やアメリカ大統領選挙といったイベントが各国の経済や為替に大きく影響及ぼしました。基本的にこれらのニュースは株式市場や為替市場では期待または不安材料とされ、両者ともに大幅に上昇または下落方向に導くことが大半です。

ブレグジットの例

2016年6月23日にイギリスではE.Uからの離脱を問う国民投票がおこなわれました。もし残留であれば現状維持という市場の安心感からポンド上昇傾向、離脱であれば混乱を招くためポンド大幅下落という傾向でした。これらはどういう基準で判断されるかと言いますと、投資家がリスク回避のためポンドを大量に手放し欧米通貨よりも安全な日本円を大量に買いに走るという予測から成り立ちます。

実生活の例との比較

投資家のリスク回避の円買いは、実生活を例にしますとブレグジットでイギリスでの生活が不安になると感じ、比較的安全な日本へ移住しようと決めることと類似しています。移住するためにはまず、イギリスの家や物を売りますよね。そして現金となったポンドから日本円に交換して日本に移住することができます。こういった人々が増えすぎると円通貨が貴重となり結果銀行は需要と供給という概念から円の値段を上げます。そしてポンドは大量に余るため値が下がります。

国民投票の結果から…

実際の結果では大半のメディアの予想を裏切り、離脱となりました。1ポンド=160円前後から1ポンド=128円まで下落となり大幅なポンド安が進みました。これは市場ではショックレベルとなり大きな混乱を招きました。ドル/円は一時99円、ユーロ/円も110円割れまで下落しました。

しかし仮にポンド/円でショートポジションを保有していたとしたら、32円幅の+3200Pipsとなりかなりの利益となります。夢のような利益の出し方ですね。

このようにファンダメンタルズ分析を基に為替動向の予測ができることも多々あります。ただし、大きなイベントニュースが報じられた際、ロングかショートエントリーかを決めるのは投資家自身の力量になります。必ず予想に反した結果となった場合のリスクを考慮することは必要不可欠です。

次回はもう少し頻繁な為替関連ニュースの例を解説します。

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