外国為替・FX

高金利通貨ペアとスワップ運用

クローズでの為替差益を狙わない!

前回はスワップポイントの仕組みとリスクに関してお話をさせていただきました。今回はあえてクローズ(決済為替差益)を狙わないスワップポイントのみを狙った運用方法に関して解説していきたいと思います。

高金利通貨ペアといえばトルコリラ、アフリカランド、メキシコペソの3通貨が主な例です。この中で圧倒的に高いスワップポイントが発生するのがトルコリラ。なんとトルコの政策金利は24%となっています。(2019/6/20 時点)

そのためトルコリラ/円のロングポジションを保有していた場合、1日に1Lot相場で100~80円スワップポイントが付与されます。仮に余裕資金で手元に100万円あるとします。そうしますと下記のように運用ができてしまいます。

                       *おすすめFX口座参照

FX口座預金 (余裕資金:約920,000円 + 必要証拠金: 約74,000円)

= 約100万円

トルコリラ/円ペア 10Lot ロング保有 

エントリーレート=18.50円 レバレッジ: 約1.9倍

ロスカット基準レート : 1トルコリラ= 8.50円時

                        *ロスカット記事参照

1営業日あたりのスワップポイント: 1000~800円

1ヶ月保有した場合: 2万8000円~3万円スワップポイント付与

1年保有した場合: 33万6000円~36万円 スワップポイント付与

元金に対してなんと年率30%以上のリターンとなりますね。これを積み重ねていくと純資金が貯蓄され、さらに今後ポジションを増やすこともできます。上記のように毎年順調に運用できた場合10年で最低でも340万前後貯まるという計算ですね。

一つポイントとして押さえておきたいのが、トルコリラという高金利の通貨への投資のため、当然リスクもあります。ここ数年トルコリラは下落し続けており、信用度が低いです。評価損益という点ではマイナス方向へいく傾向が強いといえるでしょう。十分な証拠金を用意してロスカット計算をしながら挑みましょう。また、クローズ(決済利益)を狙わないため個人で運用する場合は気にはならないですが、法人で運用する場合は評価損益が決算書に計上されます。そのため税務的なことも考慮しなければなりません。

                        *FX法人運用記事参照

トルコリラは現在18円前後となっておりますが、ほんの1~2年前までは28~30円前後でした。そこから現在に至るまで下落し続け、一時は14.80円ほどまで到達しました。これから運用を検討される場合は現在のレート(1トルコリラ=18円前後)でエントリーした場合、-1000Pipsまでは覚悟した上でスワップ運用されることをおすすめしたいです。少しでもリスクを減らしたい場合は、次の底値 15円割れ時または10円前後までの下落時でのロングエントリーで元金100万円で安心して運用できるかと思います。

今後の記事で私のトルコリラ運用記録を投稿していきたいと考えております。

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